「首都直下地震とペット避難」をテーマに初質問 自民・丸川珠代議員
2024年3月11日、自民党の丸川珠代議員が、衆議院予算委員会で初めての質問を行いました。質問のテーマは、首都直下地震における「ペットと避難」の問題です。丸川議員は、地元である渋谷区と港区の住民の関心が高いこのテーマを取り上げ、自らの経験を交えつつ具体的な提言をしました。
首都直下地震の避難方法に関する提言
丸川議員は、港区や渋谷区をはじめとする都市部では、人口が密集しているため、避難所の収容人数が限られていることを指摘しました。「都心区の多くが支援を必要とする方を除いて、在宅避難を基本としています」と説明した上で、今後の糧になるべく、首都直下型地震緊急対策推進基本計画について、在宅避難から広域避難へと移行する新しい避難の形を国や自治体がどう支えるのか、早急に明示するよう求めました。
ペットとの同行避難の重要性
さらに丸川議員は、東日本大震災や熊本地震の経験を振り返りながら、避難所にペット用ケージを設置した熊本の例を挙げました。しかし、近年増加する地震においては、ペットと共に在宅避難や車中避難をするケースも多く、「能登半島地震ではペットの同行避難が難しく、悲しい結果が生じた」と述べ、その対策が必要だと強調しました。特に国の計画に従って自治体が、ペットの同行・同伴避難が可能な施設を確保することが急務であるとしました。
防災担当大臣の回答と今後の計画
これに対し、赤間二郎防災担当大臣は、政府が首都直下地震の対策を見直し、在宅避難や広域避難を明示する方向で改定作業を進めていることを説明しました。「広域的避難を進めるため、地方公共団体との協定締結を促進するとともに、避難所としてのホテル・旅館等を活用するためのマニュアルも作成する予定です」と述べました。また、ペットを伴う被災者の広域的避難が可能となるよう配慮することの重要性も強調しました。
地域住民の防災意識と今後の課題
丸川議員は、「港区と渋谷区はペットに対する防災意識が非常に高く、防災訓練時には必ずペット防災のブースが設けられる」と述べ、その地域特性を考慮した具体的な検討を進めるよう求めました。
今回の質問は、丸川氏が衆議院議員としての初めての機会であり、彼女が提起したテーマは、今後の防災政策において重要な議論の一つとなるでしょう。多くの住民が関心を寄せる「首都直下地震対策」に関連する問題が、より具体的に解決されることが期待されます。
今回の質疑の結果、今後の施策として、地域におけるペットとの避難が可能な環境づくりや、避難所の機能充実といった課題に対して、政府及び自治体の動きに注目が集まることでしょう。