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金正恩の通貨支配、崩壊の危機
北朝鮮の通貨制度が崩壊の危機に直面しています。デイリーNKジャパン編集長の高英起氏によると、国営両替所「協同貨幣取引所」がその機能を失いつつあり、通貨主権の回復を目指した政策が行き詰っています。
協同貨幣取引所の現状
近年、金正恩政権は「トンデコ」と呼ばれるヤミ両替業者を取り締まり、国民に自国通貨での取引を促してきました。しかしこの政策は、便利さを追求する北朝鮮市民のニーズに応えきれず、協同貨幣取引所の閉店が相次いでいます。
北朝鮮ウォンの急落とその影響
情報によれば、北朝鮮ウォンの市場レートは昨年の3分の1に暴落。これにより、国は協同貨幣取引所での両替を続けることができず、経済はさらなる厳しさを増しています。平壌では、1ドルの為替レートが8300ウォンから現在では3万700ウォンに急上昇しており、歴史的なインフレが続いています。
外貨管理の厳格化と制限
協同貨幣取引所では、個人が1日最大300ドルまで外貨を購入できる制限が設けられていますが、現在は在庫不足で1人につき20ドルまでの両替に制限されています。また、在庫が尽きる日も多く、実質的には外貨の流通が滞っている状態です。
トンデコの闇市場とその影響
北朝鮮当局はトンデコへの取り締まりを強化していますが、大口のトンデコは顧客に信頼を寄せており、密かに自宅や第三の場での取引を続けています。経済が厳しくなる中、一般市民も外貨を蓄える傾向が強まっています。
市場経済への影響と展望
金正恩政権が市場経済化を抑制し、中央集権的な計画経済の復活を試みた結果、経済の実情は悪化しています。この状況が続けば、さらなる通貨崩壊や経済危機の可能性が高まるでしょう。
結論
北朝鮮の通貨状況は非常に悪化しており、協同貨幣取引所の機能不全が示す通り、国家の通貨管理政策が失敗に終わりつつあります。このままでは国民の生活はますます苦しくなり、社会の不安定化が進む可能性が高いです。
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