リニア新幹線開業遅延の真相:川勝前知事辞任後の影響と2037年以降の可能性

### リニア新幹線の開業遅延が明らかに:川勝知事辞任後の影響とは

昨年、静岡県知事としてリニア開業の妨害役とされていた川勝平太氏が辞任してから1年以上が経過しましたが、リニア新幹線の工事は本当に順調に進んでいるのでしょうか?ジャーナリストの小林一哉氏は、「川勝前知事の関与がなくても工事の遅れが発生しており、当初の2027年開業は現実的ではなかったかもしれません」と指摘しています。

#### リニア南アルプストンネルの進捗状況

JR東海は、2023年7月17日に山梨県から静岡県境に向けて工事中のリニア南アルプストンネルの「先進坑」が、約300メートルに達したと発表しました。この先進坑は地質調査や湧水状況の確認を目的とするもので、最終的には作業用や避難道として使用されます。

現在のところ、JR東海は工事の完了見込みを「2030年」としていますが、これは当初の見込みよりも5年の遅れがあります。特に、長野工区では約1400メートルの土被りがあるため、さらに多くの遅延が予想されます。

#### 他の工区でも懸念される開業遅延

JR東海は、2010年4月に品川と名古屋間のリニア開業を「2027年」と発表しました。しかし、2023年12月の発表で、静岡工区の未着工を理由に開業時期を「2027年以降」に変更されました。この変更に伴い、川勝前知事が「リニア開業遅延の原因」とされるメディア報道が多くなっていますが、実際には川勝氏の退任後も工事の遅れが続いていることが確認されています。

静岡工区を含む31か所の工事現場で、遅延が発生しています。この点について、JR東海の対応を取材した筆者は、当初の工事計画に問題があり、開業予定年が実現不可能であったことが明らかになったと述べています。

#### 開業が2037年以降の可能性

静岡工区に関して、JR東海はトンネル工事の着手から完了まで10年間が必要としていますが、現実にはさらに長引く可能性が高いとされています。最終的にはリニア新幹線の開業が「2037年以降」となることが予測されている状況です。

リニア新幹線の開業遅延については、工事の計画自体が甘く、実情とは裏腹に過大な期待が寄せられていたことが多くの関係者に明らかになってきています。この状況は、地域の交通インフラにおいて何が問題であるかを再考するきっかけになるでしょう。新たな工事の進捗を見守りつつ、これからの動向に注目が集まります。

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