金正恩が進水式の横転事故に激怒し、軍艦の復旧作業は前時代的手法で実施される

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金正恩が軍艦進水式で起きた横転事故に激怒

2023年9月13日、北朝鮮の金正恩総書記が、自ら臨席した軍艦の進水式での大失態に大きな怒りを示しました。米紙はこの新型軍艦を「ただのハリボテ」と非難しており、その理由について詳しく解説します。

「姜健」進水式の悲劇的な横転

5月21日、北朝鮮の清津に位置する造船所で、全長約140メートル、5000トン級の駆逐艦「姜健」の進水式が行われました。この艦船は、前回進水した駆逐艦「崔賢」の後継であり、期待がかかっていました。しかし、進水の瞬間、艦船が横倒しになるという信じられない事故が発生しました。

進水のために艦船が岸壁から水面へ滑り出す際、船尾が先に水中に沈み込む形となり、船首だけがドックに残されてしまったのです。この様子は、米ワシントン・ポストによると大きな混乱を引き起こし、艦船は右舷を下にして水面に横倒しとなりました。

金正恩の怒りとその後の対応

事故の瞬間を目撃した金正恩氏は、現場で「犯罪的な」失態と叱責しました。彼は「絶対的な不注意、無責任、および非科学的な経験主義」による事故であり、責任者を処罰すると明言しました。また、朝鮮中央通信によると、金氏は事故を「我が国の尊厳と自尊心を一瞬に崩壊させた」と語っています。

復旧作業の驚くべき手法

事故後、北朝鮮は各国から注目されながらも、何とか艦船を復旧させるために作業を行いました。その方法はあまりにも前時代的で、風船と人力で浮力を確保するという原始的な手法がとられました。

北朝鮮の作業員たちは、数百人が手を貸し、岸壁に引かれたケーブルを使って艦船を直立させるために必死に作業を行いました。米シンクタンク「38ノース」は、この様子を記録した衛星画像を公開し、作業の様子を詳しく報じています。

大きな風船の使用と影響

復旧作業では、艦船の上部に約5メートルのバルーンを配置する方法が使われました。この浮力体は、横倒しになった船体を囲むように配置されており、安定装置も確認されています。米CNNによると、このような方法は通常の進水式では考えられない手法であり、国際的な注目を集めています。

反響と国際的な注目

この事故は北朝鮮の軍事力を誇示する場で発生したため、国際的には大きな波紋を呼びました。軍事専門家からは、北朝鮮の軍艦は実際には機能しない「ハリボテ」であるとの指摘もあり、今後の北朝鮮の軍事的立場にも影響を及ぼす可能性があると考えられています。

まとめ

金正恩の大激怒から始まったこの出来事は、北朝鮮の軍事力の実情を浮き彫りにしました。進水式の事故や復旧方法は、国際社会における北朝鮮への疑念をますます強めることでしょう。今後この問題がどう展開していくのか、引き続き注目が必要です。

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